
青鉛鉱 モロッコ産
鉛と銅の硫酸塩鉱物で希産です。インクをこぼしたような鮮やかな青色が特徴で、緑色針状のブロシャン銅鉱や方鉛鉱とよく一緒に産出します。アメリカのニューメキシコ産は
特に有名で、方鉛鉱の立方体結晶を覆っている標本は立体的で美しいですが、特に珍しく高価です。

弗素燐灰石 コロンビア産
1cm弱の小さな結晶ですが、本品は結晶がほぼ完全の美しい品です。

ラリマー ドミニカ産
種類としてはソーダ珪灰石で、ありふれた鉱物なのですが、美しい空色がアクセサリー用素材として大ヒットしています。本品は未研磨の原石です。

オレンジ藍晶石 タンザニア産
今までの藍晶石は青色しかないという常識を破った石で、分析すると色の原因として鉄とマンガンが検出されます。藍晶石は劈開の強い石なので研磨は非常にむずかしく通常の青色でも珍しいですが、このオレンジは本当に珍しいです。
最近宝石のレアストーンコレクターが増えてきたようでとても嬉しいです。ただ残念なことが一つあります。それは出まわっているレアストーンのファセットカットの品質が極端に悪い事です。レアストーンなのだから当然といえばそれまでなのですが、でもレアストーン以前に宝石であるべきではないでしょうか。宝石であるからには石が透明であること、仕上げのつや出しをきちんとしてあること、可能な限り適正角度でカットされていること、エッジはシャープであること等...しかしこれらを守らなければその石は宝石とは言い難いです。なんとなく宝石風に削った石としか言いようがありません。透明でなかったり、ツヤを出せない石はそもそもカットする意味がどこにもありません。形を整えただけに過ぎず原石と同じです。というよりは削った分だけ勿体ないです。売る方は宝石の名前は知っていても、ファセットカットの知識を知らない場合がほとんどなのでカットの良し悪しは分かりません。でも買う人がある限り低品質のカット石を供給し続けてしまいます。ですから、コレクターの一人一人が自分は宝石コレクターであるというポリシーをぜひ持ってほしいと思います。
追記 ただしカットに完璧はありません、カットの正確さだけを競うコンペティションがあるくらいですから...なので何でもかんでもマスターカットレベルを求めるのは無理があります。大事なのはカットの基本が最低限押さえられていて美しいということです。